Excelで数式を入力していたら、
突然「循環参照があります」と表示されて、
「え?循環?なにが回ってるの?」
と、正直フリーズしました。
最初は
「Excelに説教されてる気分」
になりましたが、落ち着いて見ると、循環参照は初心者がかなり出しやすいエラーです。
この記事では、
循環参照とは何か → よくある原因 → 具体的な直し方
を、初心者目線で分かりやすく解説します。
循環参照とは何か(超かんたんに)
循環参照とは一言でいうと、
👉 自分自身を計算に使ってしまっている状態
です。
たとえば、
- A1の計算式の中で
- A1自身を使ってしまっている
こうなると、Excelは
「え、どこから計算すればいいの?」
と困ってしまいます。
その結果、
循環参照エラー が出ます。
よくある原因① 自分のセルを計算に入れている
これは一番ありがちな原因です。
例:
A1 にこんな式を書いた場合
=A1+B1
A1が、A1自身を使っています。
これを見たとき、
「いやいや、普通に足しただけじゃん」
と思いましたが、Excel的にはアウトです。
対処法
- 数式に入っているセルを確認
- 今いるセル自身が含まれていないか チェック
よくある原因② 合計セルを合計範囲に含めている
合計を出そうとして、こうしてしまうケースです。
=SUM(A1:A5)
この式を A5セル に入れてしまうと、
A5(合計セル)が計算範囲に含まれてしまいます。
これも循環参照です。
対処法
- 合計セルは、合計範囲の外に置く
- 範囲を一つ手前までにする
=SUM(A1:A4)
よくある原因③ コピーした数式で参照がズレた
数式をコピーしたあとに、
- 参照セルがズレる
- 気づかないうちに自分を参照している
というケースも多いです。
私はこれで
「昨日まで動いてたのに!」
と一人で混乱しました。
対処法
- 数式バーで参照セルを確認
- コピー後は一度チェックする癖をつける
よくある原因④ IF関数などで条件に自分を使っている
IF関数で、
=IF(A1>0,A1*2,0)
のように書いていると、
A1がA1を参照してしまいます。
対処法
- 条件に使うセルと
- 計算結果を入れるセルを分ける
よくある原因⑤ 意図せず循環参照が有効になっている
Excelの設定で
「反復計算」がONになっていると、
循環参照が出続けることがあります。
対処法
- ファイル
- オプション
- 数式
- 反復計算をオフ
初心者がやりがちなミス
- エラーを無視して使い続ける
- 数式を全部消してやり直す
- Excelが壊れたと思う
正直、
「なんか怒られてるけど、とりあえずOKで」
はおすすめしません。
まとめ
- 循環参照は「自分を計算に使っている」状態
- 合計セルの位置ミスが多い
- コピー後の参照ズレに注意
- 数式は落ち着いて確認すれば直せる
循環参照は、
Excel初心者なら一度は必ず通る道です。
最初は意味が分からなくても、
原因が分かれば
「なんだ、これか」
と必ず解決できます。
困ったら、
またここに戻ってきてください。

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